簿記1級「割賦販売」を学習しよう!!

簿記検定

「割賦販売」について学んで行きます。

車とか買う時も分割で買う事が多いですよね。それの販売側の仕訳方法です。

ちょっと想像しただけでも普段の商品売買とは異なる仕訳が必要そうだなってのは思いますよね。

新しい勘定科目も出てきますのでさっそく学んで行きましょう。

割賦販売とは

まず割賦販売とは、顧客に商品を引き渡し販売代金をあとで分割で回収する販売形態の事を言います。

収益認識基準における割賦販売

さて、出てきました「収益認識基準」

この割賦販売においても収益認識基準に基づいて収益を計上していきます。

割賦販売の履行義務

では、割賦販売における履行義務の充足されるタイミング=収益を計上するタイミングは

商品を引き渡した時点

です!!

なんか素人考えだとお金を貰った時ってなっちゃいそうですが、そこは収益認識基準。

企業側の履行義務は商品を引き渡すことなので、その商品を引き渡した時点でお金を全額貰っていなくても商品全額売上収益に計上するのです!!

割賦販売の重要な金融要素

割賦販売になると、代金の回収は長期に渡ります。そうなってくると出てくるのが

利息

です。

支払いを遅らせた分だけ利息が加算され、この利息は「重要な金融要素」にあたります。

重要な金融要素にあたるってことは、この利息分の代金は商品自体の販売価格と区別して仕訳する必要があるってのが重要ポイントです!!

割賦販売の仕訳方法

ではさっそく割賦販売の仕訳方法を順を追ってみて行きましょう。

商品引き渡し時

割賦売掛金〇〇円/割賦売上〇〇円

さっそく新しい勘定科目が出てきましたね。

普通の商品売買時に使用する売掛金/売上の頭に「割賦」がついていますね。

割賦販売は先に話したように代金の回収が長期に渡るため、通常の売掛金とは区別するために新しい勘定科目である「割賦売掛金」を使用し処理することになります。

代金回収時

現金〇〇円/受取利息〇〇円
      割賦売掛金〇〇円

顧客から代金を回収した時は、重要な金融要素に当たる部分を「受取利息」

残りの額を計上していた「割賦売掛金」を減少させる仕訳をします。

利息未決算を用いるパターン

重要な金融要素を受取利息ではなく商品引き渡し時に「利息未決算」で処理する方法もあります。

  • 引き渡し時

割賦売掛金〇〇円/割賦売上〇〇円
         利息未決算〇〇円

そして、代金を回収した時に「利息未決算」を「受取利息」に振り替えます。

  • 代金回収時

利息未決算〇〇円/受取利息〇〇円
現   金〇〇円/割賦売掛金〇〇円

戻り商品とは

車を分割で購入して途中で代金が支払えなくなった…

なんて、話自分の周りでは聞いたことないですが今回はそんな話です。

割賦で販売した後に、その代金を回収できなくなった場合契約に基づいて販売した商品を取り戻すことが出来るのです。

この時の取り戻した商品を「戻り商品」といいます。

当期分が回収できなくなった時

戻り商品〇〇円/割賦売掛金〇〇円
戻り商品損失〇〇円

回収できなくなった時にその分の割賦売掛金(資産)を減らし、代わりに戻って来た商品を「戻り商品(資産)」で計上します。
そしてその差額分は「戻り商品損失(費用)」として損失計上します。

前期以前に販売した分が回収できなくなった時(引当金が設定されている場合)

戻り商品〇〇円  /割賦売掛金〇〇円
貸倒引当金〇〇円 /
戻り商品損失〇〇円/

割賦販売においても、次期以降回収不可能になりそうだな~って時に普通の売掛金同様「貸倒引当金」を計上することがあるとの事。

通常の売掛金同様、引当金を設定している時は「貸倒引当金」を取崩し、その後の貸借差額を「戻り商品損失」で処理します。

利息未決算を使っている時

利息未決算〇〇円/割賦売掛金〇〇円
戻り商品〇〇円
貸倒引当金〇〇円
戻り商品損失〇〇円

重要な金融要素を期中「利息未決算」で計上していた時は、回収不能時その回収不能になった割賦売掛金に対する利息未決算を減少させます。

決算時

決算時に戻り商品がある場合はそのままにはしておきません。先に仕訳を見て行きましょう。

  • 戻り商品が販売済みの場合

仕入〇〇円/戻り商品〇〇円

戻り商品(資産)を減らし仕入(資産)を増やしていますね。いわゆる振替仕訳です。

この仕訳何のための仕訳かと言うと、そもそも「戻り商品」ってのは割賦販売した物で数か月、あるいは数年後代金を回収できなくなって顧客から取り戻した商品の事でしたね。

つまるところこの「戻り商品」は中古品を仕入れたとも言い換える事が出来るんですね。

なので普通の商品としては販売できないけど、何かしらの形で販売する事になるだろうって事で、今時点の金額で仕入勘定に計上するって事ですね。

  • 戻り商品が未販売の場合

決算時に戻り商品が未販売のまま残っている時は「繰越商品」へ振り替えて期末商品棚卸高に含める仕訳をします。

仕入〇〇円/戻り商品〇〇円
繰越商品〇〇円/仕入〇〇円

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