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簿記3級と2級には試験形態が
統一試験とネット試験の2つがあります。
いざ簿記検定を受けようと調べたらいきなりこの2つの用語が出てきて混乱した方もいるのではないでしょうか。
自分もそうでした…
そこで今回はこの2つの試験形態について個人的に感じたそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
この記事をお読みいただければ自分に合った試験形態を見つける事が出来ますよ!
簿記3級、2級の試験形態
ネット試験が導入された経緯
かつては統一試験のみでしたが、新型コロナウイルスの流行により多くの人を同一の会場に集める事が困難になった。
また、その会場自体を抑えるのが難しくなった事を受け
ネット試験が導入されるに至っています。
統一試験の特徴
統一試験概要
従来通りの紙を用いた試験です。
指定の日に試験会場に行きみんなで一斉に同じ問題に挑戦する試験ですね。
メリット
紙と鉛筆に慣れた人にはぴったり!
統一試験は従来通り紙と鉛筆を用いた試験なので、勉強している時の感覚そのままで試験に臨むことが出来ます。
パソコン操作が苦手って人は統一試験を選ぶ方が多いですよ。
統一試験合格を重視する人もいるとかいないとか…
噂レベルの話ですが、ネット試験より統一試験の方が問題が複雑だとの説もあります。
これはネット試験だと紙媒体と違い、ややこしい問題が出しにくいという出題者側の都合があるとかないとか…
ホントかどうかは分かりませんが、中には統一試験の合格を重視する人もいるみたいですよ。
一体感を感じられる
統一試験は同じ会場で受けている人全員が同じ問題を解いています。
周りのみんなと一緒にがんばる!!
って考えられる人にとっては最高の環境かもしれないですね。
デメリット
合否判定に時間を要する
統一試験は試験後合否が発表されるまで2~3週間かかります。
後述しますが、ネット試験は即日合否が判明する点からもこれは大きなデメリットと言わざるを得ないですね。
試験日が年に3回のみ
統一試験は原則2月、6月、11月の年3回のみです。
万が一不合格だった場合次の試験まで数か月開いてしまいます。
その間継続して勉強できるモチベーションを維持できれば良いのですが、
だんだんとやる気や記憶が落ちてきてしまうのも事実です。
周囲の電卓音に焦る
周囲の受験者は自分と全く同じ試験を受けています。
大きな会場だと右往左往から電卓のカタカタ音が聞こえてきます。
自分が悩んでいて手が止まっている時に、その音が聞こえてくるとめっちゃ焦ります…
ネット試験の特徴
ネット試験概要
日本商工会議所が指定した会場でパソコンに回答を打ち込む試験です。
電卓のみ持参し、筆記用具とメモは会場にて渡されます。
CBT方式と言われる試験方式で、同一の会場でもそれぞれ受ける問題の内容が異なるのが特徴です。
メリット
試験日をある程度自分で選択できる
ネット試験は随時試験を行っています。
地域によっては毎日・毎週行っているところも。
なので、もう合格できるぞ!
としっかり自身がついた所で試験日を自分で設定して挑戦できます。
不合格でもすぐ再挑戦できる
上記でお話したように、随時試験を行っているので
万が一不合格でもすぐ再挑戦できます。
今日ダメだったけどもうちょっと…
来週挑戦しよう!!
ってのが可能なんですね。
回答をパソコンの入力で出来る
こちらも大きなメリットです。
自分は紙に回答を書くよりもパソコンに入力の方が早く回答できました。
パソコンの操作に慣れている人は大きな利点です。
その場で合否が分かる
ネット試験は試験終了後すぐに合否が分かります。
統一試験のように2~3週間待つ必要がないので
不合格でも合格でも次の行動がすぐとりやすいです。
とにかく早く合格証書が欲しいって人にもおすすめです!
デメリット
パソコンに不慣れだと回答に時間を要する
回答はパソコンへ入力する形になるので、テンキーやパソコン自体の操作に慣れていないと不必要に時間を要してしまいます。
試験勉強自体も、ネット試験対策としてパソコン上での回答に慣らす必要が出てきます。
気のゆるみが出やすい
不合格でもまた来週受ければいいや~
なんて気が緩んでしまう事も大いに考えられます。
統一試験のようにこの日に全力を出す!!
としっかり気合を入れて臨む気持ちが必要ですね。
パソコンにメモが出来ずケアレスミスの恐れあり
回答の流れとして、手元のメモ一度回答を記入してそれをパソコン上に転記する形になります。
紙媒体ならそこに記入したのがそのまま回答ですが、パソコンへ入力する際にちょっとしたミスをしてしまいがちです。
簿記はちょっとのミスだけで後々の数字が大きく変わって、点数自体もガクッと落ちてしまう事があります。
このミスに注意する必要があります。
まとめ:自分に合った試験方法を
各自それぞれで受けやすい試験方式があると思います。
今回ご紹介したそれぞれのメリット・デメリットをご自分に当てはめてぜひ合格を勝ち取って下さいね。
※今後は簿記3級、2級の統一試験は廃止の流れになっていくと思います。長い目で見れば早いうちにネット試験に慣れた方が良いかもしれませんね。
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